難民支援協会(JAR)の活動は、難民スペシャルサポーター(毎月の寄付)を含めた寄付者やボランティアなどの皆さまからの支えで成り立っています。「わたしと難民支援」ではそんな支援者の思いをお届けします。
今回は、秋元 砂織さん(客室乗務員/2011年から難民スペシャルサポーター)より寄稿いただきました。

ずっと心に留めていた、難民支援協会代表理事の記事
私が難民支援協会(JAR)と出会ったのは、20年ほど前。なんとなく手にした雑誌で代表理事の石川えりさんのお写真とともにJARについて書かれていた白黒の記事を読んだことが始まりでした。とても小さな記事でしたが、心惹かれるものがありずっと心に留めていました。
「母国での紛争や迫害、辛い思いをされた方々がこんな豊かな日本に来ても辛い思いをしているなんてあり得ない…」と、私自身とても苦しく悲しくなりました。
当たり前に自然に助け、見守っていきたい
私は、広い世界の中で、何かの偶然やご縁があって日本に辿り着いた難民の方々には、日本で幸せになってほしい、「日本に来てよかった」と思ってほしい!と強く願っています。そして、「強い人が弱い人を、豊かな人が貧しい人を、余裕のある人が大変な人を」当たり前に自然に助けていきたい、見守っていきたいという強い思いがあります。
日本では、まだまだ難民の方々のことや広い世界の実状などがしっかりと伝わっていないと感じます。報道される場面も限られていますし、「世界のことをもっと知ろう!」「関わっていこう!」という習慣が日本にはあまりないことが日本人として少し恥ずかしく思います。
最初の一歩の勇気から寄付やボランティアへ
現在、世界中で紛争や戦争、政治的宗教的な迫害が拡大し続けています。日本にいる難民の方々、他国にいる難民の方々はもちろんのこと、未来を担う子ども達の幸せを心から願っています。子ども達が幸せであるためには、両親や大人も幸せでないと本当の幸せは実現しないと思っています。
私は、ユニセフやUNHCR、プラン・インターナショナル・ジャパン、他にも少しずつですがNPO団体などに寄付をしています。今私にできることは微力ですが、諦めずに細く長く続けていきたいです。
ぜひもっと多くの方に、最初の一歩の勇気を持って寄付やボランティア活動に参加していただけたら嬉しく思います。社会人、日本人、地球人の責務として、そして同じ人間として互いに支え合える地球(社会)を作っていきたいです。