難民支援協会(JAR)の活動は、難民スペシャルサポーター(毎月の寄付)を含めた寄付者やボランティアなどの皆さまからの支えで成り立っています。「わたしと難民支援」ではそんな支援者の思いをお届けします。
今回は、伊藤さん(病院職員/2019年から難民スペシャルサポーター)より寄稿いただきました。
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ニュースで知った収容問題から寄付へ
数年前、ラジオのニュースだったと思いますが、入国管理施設で収容者のおかれている状況を初めて耳にしました。治安が良く平和だと思っていたこの日本で、これほどの非人道的な扱いが、しかも公共の施設で堂々と行われてきたという事実に衝撃をうけ、それまで知らなかった自分を恥ずかしいと思いました。収容されている方や難民の方を支援しているのが難民支援協会であることもその時知りました。今まで日本の中でされてきた人権侵害の事実を知らずに過ごしてきたざんげの気持ちと、日本人すべてが外国人に冷たい感情をもっているわけではないことを少しでも伝える方法として、難民支援協会への寄付という形をとることにしました。
願いはやさしい日本へ変わっていくこと
直接難民の方と接することはなく、寄付のみですが、困難を抱えて日本に来られたり、日本の理不尽な制度の中で生活に困っている方と、少しですがつながりを持てていると感じられることがうれしいです。入管法が改悪されて、より差別的で、難民を命の危険にさらす内容になってしまいましたが、この問題が日本や国際社会にもっと広がり、外国人にやさしい日本に変わっていくことを願っています。