Xに投稿した記事のまとめです。
8月2日
\支援の現場から/
「本当に信頼できる団体なのか?」「これできっとなんとかなる」
初めて相談にくる難民の方は、不安や期待など複雑な思いを抱えて来訪されます。そんな気持ちで事務所の扉を開く方々に安心していただけるよう、受付では多言語での声かけを心がけています。英語に加え、アフリカの一部で公用語の仏語、アラビア語、中国語など多岐に渡ります。先日、インターンの学生が「”少し待ってください”などのフレーズを調べて多言語で添えると表情を和らげてくれる」と話してくれました。なじみがない言語や環境からストレスを感じている方が少しでも安心してもらえるよう心掛けています。
8月7日
「これ、パパの分!」事務所で両親の難民申請の相談が終わるのを待ちつつ、塗り絵を楽しんでいたA君。急に立ち上がり、支援物資棚の服を手にスタッフに駆け寄りました。無邪気な子どもたちですが、幼いながらに親の状況を理解しています。一日も早く、家族で安定した生活が送れるよう支援を続けます。
8月14日
身体に負った傷とともに逃れてきた難民の方の話です。
先日、中東から逃れてきたAさんの病院に同行しました。爆撃の破片が体中に刺さって、負傷したのですが、これまで十分な治療を受けることができずにいました。母国は内戦勃発以来、情勢が不安定で、多くの人が故郷を追われています。
仕事や家族、これまでの生活を失って逃れてくる難民の方々ですが、Aさんのように心だけでなく身体に追った傷とともに来日する方もいます。言葉を尽くさなくても、どれだけの命の危険から逃れざるを得なかったかがわかります。Aさんは今日も難民認定の結果を待っています。