昨年6月から実施してきた、震災で失業した外国籍女性たちへの、ホームヘルパー2級取得と、介護施設での就職支援の結果、現在、宮城県気仙沼市在住、岩手県陸前高田市在住の7名(フィリピン出身6名、チリ出身1名)が、地元での介護施設での就職を決め、ホームヘルパーとして働いています。
「資格を取る勉強がしたかった。でも、チャンスがなかった」
「今までヘルパーの仕事には関心があったけど、資格を取るチャンスがなかった。漢字が難しくて、あきらめてきた」。
難民支援協会(JAR)の事業を通じて学ぶ機会を得てたメンバーですが、「ヘルパーとして働きたい」という強い思いと努力と、地元ボランティアや家族など周りのサポートを得て、この機会を自ら手にし、新しい職場での就職を成し遂げることができました。
震災後の過酷な環境の中で、生きていくために、新しいことにチャレンジする彼女たちの気持ちは非常に力強いものでした。今回就職が決まったのは、第1グループのメンバーですが、続く第2、3グループのメンバーの大きな励ましにもなっています。
「やさしい日本語」による文字のサポート
今回の事業で特に注力したのは、介護の資格を取るための「日本語」の文字支援です。
地元在住10年から15年近い彼女たちにとって、日本語を話すことに困難はありませんが、文字を書くこと、漢字を読むことに対して、大きな壁を感じています。JARは、テキストを「やさしい日本語」に書き換えた補助教材を作成するなど、言葉の壁が多少あったとしても資格が取れる体制を整えました。
難民への就労支援においても、言葉の面で、経験や能力を生かす機会を得られないというケースは多々あります。今回の就労支援では、「やさしい日本語」というツールを使うことで、言葉の壁をクリアし、資格取得の機会を提供することができました。
引き続き、第2、3グループの就職を目指し、支援を行っていきます。
(写真:就職した第1グループのメンバーが、これから仕事探しを始めるメンバーに職場体験を語る)
「資格を取る勉強がしたかった。でも、チャンスがなかった」
「今までヘルパーの仕事には関心があったけど、資格を取るチャンスがなかった。漢字が難しくて、あきらめてきた」。
難民支援協会(JAR)の事業を通じて学ぶ機会を得てたメンバーですが、「ヘルパーとして働きたい」という強い思いと努力と、地元ボランティアや家族など周りのサポートを得て、この機会を自ら手にし、新しい職場での就職を成し遂げることができました。
震災後の過酷な環境の中で、生きていくために、新しいことにチャレンジする彼女たちの気持ちは非常に力強いものでした。今回就職が決まったのは、第1グループのメンバーですが、続く第2、3グループのメンバーの大きな励ましにもなっています。
「やさしい日本語」による文字のサポート
今回の事業で特に注力したのは、介護の資格を取るための「日本語」の文字支援です。
地元在住10年から15年近い彼女たちにとって、日本語を話すことに困難はありませんが、文字を書くこと、漢字を読むことに対して、大きな壁を感じています。JARは、テキストを「やさしい日本語」に書き換えた補助教材を作成するなど、言葉の壁が多少あったとしても資格が取れる体制を整えました。
難民への就労支援においても、言葉の面で、経験や能力を生かす機会を得られないというケースは多々あります。今回の就労支援では、「やさしい日本語」というツールを使うことで、言葉の壁をクリアし、資格取得の機会を提供することができました。
引き続き、第2、3グループの就職を目指し、支援を行っていきます。
(写真:就職した第1グループのメンバーが、これから仕事探しを始めるメンバーに職場体験を語る)