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2018年5月13日、難民支援協会(JAR)としては第5回目となるチャリティランイベント「チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2018」を開催いたしました。ランナーにとっては過ごしやすい天候のもと、盛況のうちに、無事に終えることができました。
当日は、申込者225名、ボランティア約60名に集っていただき、楽しみながら日本に逃れてきた難民について知っていただく機会となりました。本イベントにて、皆様からの参加費、協賛金、当日物販、募金により1,023,314 円の資金を募ることができました。ご協力いただき、誠にありがとうございました。
開催経緯
年々増えている日本への難民申請ですが、2017年は19,629名の方が申請を行ないました。一方、難民認定数はわずか20名と難民にとっては厳しい状況が続いています。
今回が5回目となるチャリティランイベント「チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2018」は、毎年増え続ける難民への支援のため、そしてスポーツを通じてより多くの方に日本に逃れてきた難民について知っていただき、支援に参加していただくため、本年も開催いたしました。
昨年に引き続き、今回もDAN DAN RUN実行委員会が主催、難民支援協会が協力という形で、これまで以上にボランティアメンバーが中心となって、企画・運営を行いました。第一回目から携わるベテランボランティアの方や今年が初めての方など、12人のボランティア実行委員が中心的な役割を担いました。仕事帰りの平日夜や土日を使い、協賛の営業、広報活動、コンテンツの企画運営など、準備を重ねてきました。当日の参加者は、ご支援・ご協力いただいている企業の方やボランティア、支援者のご友人、ご家族、ウェブなどを通じて関心を持って頂いた方々など、様々な形で集まり、イベントの開催を通じて支援の輪を大きく広げることができました。
イベント概要
目 的|①スポーツイベントの開催を通じて、参加者の健康の増進、体力の向上を図る
と共に、在日難民について認知向上を図る。
②在日難民への支援活動のための資金を得る。
日 時|2018年5月13日(日)9:00~13:00
場 所|桜田門広場、皇居外周、皇居東御苑
内 容|5kmラン、10㎞ラン、5kmウォーク
参加費|大人:4000円、小中学生:1,000円
主 催|DAN DAN RUN実行委員会
協 力|認定NPO法人 難民支援協会(JAR)
申込み人数|225名
当日参加者数|202名
当日ボランティア|約60名
実行委員|12名
協賛企業|11社
当日の様子
特別ゲストによるスピーチで開会
昨年に引き続き、元オリンピック選手・横浜DeNAランニングクラブ総監督瀬古利彦さんが元F1ドライバーの山本左近さんとともに、開会式にてスピーチをしてくださいました。熱いメッセージとエールに背中を押され、ラン5km、10km、ウォーク5kmがそれぞれ元気よくスタートを切りました。ランの参加者は、沿道での声援を受けながら爽やかに走っていました。昨年に引き続き、難民クイズも参加者の方々の興味を引き、「気軽に楽しめて難民のことも知ることができた」と好評でした。
難民を学びながら皇居観光
ウォークでは、グループ毎に難民クイズを出しながら、皇居東御苑を散策。各グループには、普段、皇居の観光ガイドをされているボランティアの方々が軽快なトークでガイドをしてくださり、参加者の方々からも大変好評でした。参加者はそれぞれのグループで親睦を深めながら、のんびりと皇居を楽しみました。
日比谷公園ではさまざまなイベントも
ラン/ウォーク後に、ヨガインストラクターFumieさんをお招きし、ヨガ体験を楽しみました。ヨガ初心者から経験者まで、幅広い方々に多くご参加いただくことができました。イベント会場内で、世界のビールやレトルト食品、難民のレシピ本やオリジナルTシャツを販売。今回、初めてミャンマーのレトルト食品を販売。限定12食分が完売しました。展示ブースでは、難民ポートレートや難民クイズを出店。それぞれが、イベントを思い思いに楽しみました。今年は、参加者が自由に写真を撮れる、「インスタ映え」を意識したフォトスペースを設置。それぞれが楽しく、写真撮影を行いました。プロの写真家によるフォトセッションもあり、イベント中カメラマンは走りまわり、参加者を撮影くださいました。この写真は、チャリティフォトとなっており、収益を全額、寄付してくださる仕組みです。閉会式では、協賛企業各社からいただいた賞品にて抽選会を行いました。当選された商品を手に、大いに盛り上がりました。
実行委員、当日ボランティアの活躍
イベントの準備、当日の運営はボランティアの実行委員を中心にすすめました。今年も実行委員を中心に、約60名の当日ボランティアの方々にお手伝いいただきました。早朝からのボランティアにも関わらず、受付、沿道での給水や応援、運搬、物品販売、展示、抽選会など、多くの方々にご協力、ご支援をいただき、大会を作り上げることができました。
イベントスポンサー(お申し込み順)
ディーエルエイ・パイパー東京パートナーシップ 外国法共同事業法律事務所
モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所
伊藤 見富法律事務所
物品協賛(お申込み順)
※他2社から物品協賛をいただきました。
撮影協力
広報協力
Tシャツファンドレイジング
今年は、2回目のチャリティTシャツファンドレイジングを行いました。
純国産Tシャツメーカーの久米繊維工業株式会社と株式会社カラーコードのデザイナー爲壮京子さんご協力のもと、今年は3色展開にて、素敵なTシャツを作成いただき、100枚完売致しました!今年は、参加申込みと同時にTシャツが購入できるよう工夫をし、より多くの参加者の方にご購入いただくことができました。Tシャツファンドレイズによる収益は、合計144,720円となりました。
収益の活用について
本イベントの収益(1,023,314 円)は、難民支援協会を通じて難民支援のために活用させていただきます。
例えば、家がない難民の宿泊費(シェルター費)や、食費、保険に加入できない難民の医療費、事務所に来るための交通費など、難民への支援金に活用されます。専門的なスタッフによる、難民認定手続きや生活、仕事などについての相談業務、制度改善に向けた社会への働きかけなども私たちの重要な活動となっています。
ご協力、誠にありがとうございました。