今日7月17日で難民支援協会(JAR)は15周年を迎えました。
「難民の抱える苦しみを放っておけない。同じ人間として支援したい」という思いから、
15年前の今日スタートしたJAR。
当時、年間260人だった難民申請者数は、昨年3,260人と10倍以上になりました。
一方で、難民認定数は6人と過去最低水準になり、依然として厳しい状況が続いています。
しかし、当時と比べて大きく変わったことがあります。
それは、難民と私たちの活動に賛同し、支援に参加してくださる方の数です。
1人のスタッフと数十人の支援者・ボランティアで始まったJARですが、今では23人のスタッフ、
1,000人以上の寄付者の方々、100人以上のボランティアやインターンに支えられています。
弁護士、病院、不動産、自治体など、多様な関係者との協働も実現し、支援の内容も広がりました。
これまで関わってくださった皆さま、そして一緒に歩んできた難民の方々に、心よりお礼申し上げます。
今日もJARの事務所には猛暑のなか、相談に訪れる方が後を絶ちません。
日本に逃れてきた難民一人ひとりが、自立した生活を安心して送れる社会を目指して、
JARはこれからも皆さまとともに、活動していきます。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
難民支援協会(JAR)事務局長 石川えり/スタッフ一同