活動レポート

【報告】小学校高学年向けワークショップ・ボランティア体験「もしクラスに難民の転校生がきたら…」を開催しました

    2024年8月22日、小学校高学年向けワークショップ・ボランティア体験「もしクラスに難民の転校生がきたら…」を開催し、6名の小学生が保護者の方と共に参加してくれました。

    (イベントの概要はこちら

    まず「難民ってどんな人?」という基本的な知識を学ぶ講義からスタート。アフガニスタンやウクライナなど世界中から日本に逃れてきた人々の現状や、日本の難民受け入れ状況の厳しさについて学びました。

    続いて行われたワークショップでは、「もしクラスに難民の転校生が来たら」というシチュエーションをもとに、難民の転校生が安心して学校生活を送れるよう、自分たちに何ができるかを話し合いました。

    その後、難民の方からの相談を受けたり、支援を行うスペースに移動。難民の方に渡す食料や生活用品などの物資にどのようなものがあるかを実際に見たり、支援活動でどのようなことに配慮しているかなどについて、スタッフから話を聞きました。当日は相談日ではありませんでしたが、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。

    ボランティア体験では、難民の方にお渡しする食料棚の整理を行いました。参加者は初対面同士でしたが、「ぼくはここやるから、そっちお願い!」と声を出しながら、手際よく連携し、あっという間に棚一杯に食料が並びました。

    参加した小学生からの声

    • お父さんに連れてこられるイベントはいつもあんまり面白くないんだけど、今日は結構面白かったです。
    • 難民って言葉は知っていたし、日本にいるのは知っていたけど、今回見たり聞いたり考えたりして、実は身近な存在なんだなと思いました。
    • 日本は難民にやさしいと思っていたけど、今回、難民受け入れには厳しいことがわかった。
    • すぐに日本で暮らせるようになるのかと思っていたけど、難民認定されるまでは生活が大変だし、難しいというのがわかった。
    • ボランティア体験が面白かった。またやりたい!
    • 普段考えないことを考えることができました。

    保護者の方からの声

    • 今日のイベントを通じて、難民の置かれた状況が身近に感じられるようになりました。
    • 子どもたちが難民問題について深く考えるきっかけになりました。
    • 学校では教わらない内容を知ることができ、子どもにとっても貴重な学びの機会になりました。

    イベントを通じて、難民問題を「遠いどこかの話」ではなく、自分の暮らす社会にも関することだと気づき、一人ひとりが自分にできる行動を考えるきっかけを作ることができました。今後も若者向けワークショップの開催を予定しています。引き続きご注目ください。