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2017年5月14日、難民支援協会(JAR)としては第4回目となるチャリティランイベント「チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2016」を開催いたしました。ランナーにとっては過ごしやすい天候のもと、今年は、元オリンピックマラソン選手瀬古さんやヨガの企画も加わり、盛況のうちに、無事に終えることができました。
当日は、申込者301名、ボランティア約80名に集っていただき、楽しみながら日本に逃れてきた難民について知っていただく機会となりました。本イベントにて、皆様からの参加費、協賛金、当日物販、募金により1,387,372 円の資金を募ることができました。ご協力いただき、誠にありがとうございました。
開催経緯
年々増えている日本への難民申請ですが、2016年は10,901名の方が申請を行ないました。一方、難民認定数はわずか28名と難民にとっては厳しい状況が続いています。
「チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2017」は、毎年増え続ける難民への支援のため、そしてスポーツを通じてより多くの方に日本に逃れてきた難民について知っていただき、支援に参加していただくため、本年も開催するはこびとなりました。
今回はDAN DAN RUN実行委員会が主催、難民支援協会(JAR)が協力という形で、これまで以上にボランティアメンバーが中心となって、企画・運営を行いました。第一回目から携わるベテランボランティアの方や今年が初めての方など、約15人のボランティア実行委員が中心的な役割を担いました。仕事帰りの平日夜や土日を使い、協賛の営業、広報活動、コンテンツの企画など、準備を重ねてきました。当日の参加者は、ご支援・ご協力いただいている企業の方やボランティア、支援者のご友人、ご家族、ウェブなどを通じて関心を持って頂いた方々など、様々な形で集まり、イベントの開催を通じて支援の輪を大きく広げることができました
イベント概要
目 的|①スポーツイベントの開催を通じて、参加者の健康の増進、体力の向上を図る
と共に、在日難民について認知向上を図る。
②在日難民への支援活動のための資金を得る。
日 時|2017年5月14日(日)9:00~13:00
場 所|桜田門広場、皇居外周、皇居東御苑
内 容|5kmラン、10㎞ラン、5kmウォーク
参加費|大人:4000円、小中学生:1,000円
主 催|DAN DAN RUN実行委員会
協 力|認定NPO法人 難民支援協会(JAR)
申込み人数|301名
当日参加者数|254名
当日ボランティア|約80名
実行委員|15名
協賛企業|14社
当日の様子
元オリンピック選手瀬古さんとのハイタッチで始まったチャリティラン
今年は、ランナーにとっては暑すぎず、走りやすい天候での開催となりました。ランでは5kmと10kmと二つの種目に大勢の方々が参加。元オリンピックマラソン選手瀬古さんとミスユニバース・ジャパンファイナリスト達とのハイタッチで元気よく走り出したランナー達は、沿道での声援を受けながら爽やかに走っていました。昨年に引き続き、難民クイズも参加者の方々の興味を引き、「気軽に楽しめて難民のことも知ることができた」と好評でした。
難民を学びながら皇居観光
ウォークでは、グループ毎に皇居東御苑を散策。各グループには普段皇居にて観光ガイドをしているボランティアスタッフが案内し、ウォーキングだけでなく皇居観光もできたと喜びの声が聞かれました。ランと同様に難民クイズを出題。参加者はそれぞれのグループで親睦を深めながら、のんびりと皇居を楽しみました。
日比谷公園ではさまざまなイベントも
ラン/ウォーク後に、ヨガインストラクターのナオさんをお招きし、ヨガ体験を楽しみました。「初めてヨガを体験できて良かった。」「運動後のヨガがちょうど良かった」などの声をいただきました。世界のビールやオリジナルタオル、難民のレシピ本やオリジナルTシャツを購入される方、難民問題についての展示ブースに足を運ぶ方など、イベントを思い思いに楽しみました。プロの写真家によるフォトセッションブースもあり、盛り上がりながら記念写真を撮られる方も多くいました。閉会式では協賛企業各社からいただいた賞品にて抽選会を行ないました。当選された皆さまはもちろん、当たらなかった皆さまとともに大いに盛り上がりました。
実行委員、当日ボランティアの活躍
今年も実行委員を中心に、約80名の当日ボランティアの方々にお手伝いいただきました。受付、沿道での給水や応援、運搬、物品販売、展示など、そして、ミスユニバース・ジャパンファイナリスト4名の冨田七々海さん、牧野美来さん、古庄奈々さん、荒木優佳さんにも難民を支援する募金を呼びかけてくださいました。多くの方々にご協力、ご支援をいただき、大会を作り上げることができました。
イベントスポンサー(お申し込み順)
モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所
伊藤 見富法律事務所
※他1社から協賛をいただきました。
物品協賛(お申込み順)
※他1社から物品協賛をいただきました。
撮影協力
Tシャツファンドレイジング
今年は、実行委員会メンバーの発案で初めてオリジナルTシャツ作成によるファンドレイジングを行いました。Tシャツは、純国産Tシャツメーカーのサーモメーター株式会社のデザイナー山城由さんご協力のもと、素敵なTシャツに仕上がりました。多くの方にご購入いただき、合計97枚、174,600円の収益を上げることが出来ました。
収益の活用について
本イベントの収益(1,387,372 円)は、難民支援協会(JAR)を通じて難民支援のために活用させていただきます。例えば、家がない難民の宿泊費(シェルター費)や、食費、保険に加入できない難民の医療費、事務所に来るための交通費など、難民への支援金に活用されます。専門的なスタッフによる、難民認定手続きや生活、仕事などについての相談業務、制度改善に向けた社会への働きかけなども私たちの重要な活動となっています。