皆さまのご支援が、
人の未来を開きます。

私たち難民支援協会は、日本の難民が安心して暮らせるようにサポートする、認定NPO法人です。
日本を訪れた難民支援を専門に、設立以来、約8,000人の方々をサポートしてきました。

一方、支援が行き届かずに苦しんでいる難民の方々が、まだまだたくさんいます。
そんな方々が、日本で安心を取り戻せるように、力を貸していただけませんか?

紛争や迫害で国を追われ、日本にたどり着いた方々のために。
あなたが力を貸してくださること、心から願っております。

難民スペシャルサポーター (毎月の寄付)

1日50円、100円からはじめる難民支援。
自立までの道のりを支えるためにご協力ください。

今回の寄付をする

いつでも、いくらからでもご支援いただけます。 あなたのワンアクションが難民のためになります。

※ 当会では、遺贈や相続財産からのご寄付も受け付けております。
詳しくはこちらをご覧ください。

日本で暮らす「私たちにしかできない支援」を

紛争や迫害などで、母国を追われた難民たち。

世界では、1億1千万人を超える人々が、故郷を追われています。(2023年10月UNHCR発表)

この日本にも、アジアや中東、アフリカなどの国々から難民が逃れてきています。助けを求めても追い返されそうになっている方々もいます。

そしてコロナ禍による入国緩和以降、日本に逃れてくる難民が再び急増、公的支援(「保護費」 ※参考)の受給までにかかる時間も長期化し、数ヶ月から半年かかっています。そのような中で、厳しい状態に置かれている難民の現状をご覧ください。

先が見えない日々は苦しい

ジョセフさん(カメルーン出身・20代・男性)

英語圏出身で分離独立を目指す政党の支持をする活動をしていました。政府による弾圧が激しくなり、仲間が投獄されたことを受け、身の危険を感じ逃れてきました。来日できたのは偶然ビザが下りたからです。日本は平和で安全な国というイメージがありました。でも、来日直後から苦しい生活が続いています。政府の保護費が支給されるのを待って4か月。先が見えない日々は苦しいです。

■カメルーンの情勢

欧州による植民地支配の歴史から、多数派仏語圏と少数派英語圏の対立が続く。2016年以降、政府による英語圏出身の記者や活動家などの拘束や投獄が相次ぐ。英語圏の分離独立派と政府との衝突も激化、民間人の死者がでるなど被害が深刻化している。

写真はイメージです

日本の難民認定数は、
先進国で最低レベル

日本では難民申請の手続きが厳しく、認められる人はわずかです。
難民として認定されると、迫害の待つ母国に送り返されることなく、安心して日本で暮らし続けることができます。

しかし、2023年に、日本で政府が「難民」と認定し、在留を許可したのはわずか303人でした。一方で、同年に不認定と判断されたのは、7,627人に上ります*。

* 認定、不認定とも、一次審査と審査請求での件数を含みます。

グラフ:2023年における難民認定数の7か国比較。認定数と難民認定率を表示。
米国:認定数64,068人 認定率58.5%
英国:60,328人 61.5%
ドイツ 46,282人 20.0%
フランス 43,195人 24.0%
カナダ 39,735人 68.4%
イタリア 4,905人 10.4%
日本 303人 3.8%
(出典:UNHCR Refugee Data Finder, 法務省発表資料から難民支援協会作成)

単位:人

米国やヨーロッパの国々と比べて、受け入れ数は最低レベルです。

その理由は、日本の難民認定の条件が、他の先進国と比べて非常に厳しいこと。

「母国に帰れば身に危険が及ぶことを、客観的証拠に基づいて証明しなければならない」
「証拠は日本語に翻訳して提出しなければならない」

自力で難民認定を得ることは、ほとんど不可能な制度になっているのです。

写真:書類の山

難民認定された1人分の提出書類

日本に逃れてきた難民のさらなる苦境

やっとの思いで難民申請を行っても、難民申請の結果がでるまでには平均約3年、長い場合で10年近くかかります。

申請後は就労が許可されることもあり、仕事が見つかれば、働きながら審査の結果を待つことになりますが、日本語も話すことができず、文化や社会背景の異なる国で就労をすることは容易なことではありません。

最低限の衣(医)・食・住もままならならず、時にはホームレス状態になってしまう人もいます。国民健康保険に入ることができない人もいるため、医療の受診は簡単ではありません。在留資格の無い難民申請者は「不法(非正規)滞在者」とみなされ収容される可能性もあります。

やっとの思いで、遠く海を越えてたどり着いた難民を、私たちは保護できていないのです。

難民の安心と自立のため、
力を貸してください!

私たち難民支援協会は、日本に逃れてきた難民が安心して暮らせるようにサポートする、認定NPO法人です。

医・食・住の生活支援

日本で頼る先がない難民に、個別で相談に応じています。一人ひとりの力を引き出すことを考え、来日後の厳しい状況から自立への道のりを支えます。緊急性に鑑み、シェルターを提供したり、国民健康保険に入れないなか適切な医療を受けられるようサポートしたりすることも、支援活動の一つです。

難民認定を法的に支援

申請手続きは、非常に複雑で難しいものであるばかりでなく、多くの資料の提出が必要です。保護されるべき人が難民認定を得られるよう、手続きのアドバイスや証拠資料の収集・作成をサポートしています。

経済的な自立をサポート

自立した生活を行うためには、働いて収入を得ることが必要です。就労を希望する難民に対して、日本での仕事探しの方法を伝えるとともに、それぞれの難民に適した企業との橋渡しを行い、雇用を実現しています。

社会への働きかけ

自治体、学校、病院など、地域社会をつくる人びとと難民を橋渡しし、難民が社会の一員として、地域のなかでつながりを持ち生きていけるよう支援しています。

難民を取り巻く問題の背景には制度的な課題が多く、また難民の存在が多くの方に知られていないこともあります。そのため、政策提言や広報活動にも力を入れています。

⇩「今回の寄付」はこちらからもご寄付いただけます。

日本に逃れてきた難民を
ご寄付で支援ください!

私たち難民支援協会は、1999年に日本で設立。
日本を訪れた難民支援を専門に、約8,000人の方々をサポートしてきました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のパートナー団体です。

団体概要

個人(約4,700人)や企業からの寄付、助成金等、さまざまな方々に支えられ活動しています。
第20回東京弁護士会人権賞(東京弁護士会)、第8回沖縄平和賞(沖縄県)等受賞。
団体名認定NPO法人 難民支援協会
設立1999年7月
代表理事石川えり
所在地東京都千代田区西神田2-5-2 TASビル4階

難民支援協会へのご寄付は
税控除の対象になります

難民支援協会(JAR)は「認定NPO法人」(東京都の認定)であり、確定申告により、寄付金額の最大約40%(東京都にお住まいの方は最大約50%)が税金から控除されます。

※ 個人の場合。法人からのご寄付への優遇もあります。

詳しくは、こちらをご覧ください。

支援を受けた方の声

難民支援協会がなければ、 私は今日まで生き延びられなかった

匿名

東アフリカ出身・男性

宿泊場所がなく公園のベンチで過ごし、体の痛みに悩まされていたときに、助けてくれたことに感謝したいです。難民支援協会は私にとって階段のステップのような存在。方向性を示してくれ、一段上がるときにいつも力になってくれます。難民支援協会の支援者には心からお礼を伝えたいです。

私たちの姿は見えないかもしれないけれど、皆さんが送ってくださる支援は、本当に必要としている人に届いていて、多くの人の厳しい生活を変えています。

一方、支援が届かず苦しんでいる難民の方々が、まだまだたくさんいます。

強制送還されて、迫害の日々に戻りたくない・離れ離れになった家族と、早く再開したい・滞在が認められたら日本社会に貢献して生きていきたい

そんな方々が、日本で安心を取り戻せるように、 力を貸していただけませんか?

ご支援によって、日々の難民への直接支援や社会への働きかけを含む、
難民支援の活動全般を続けることができます。

ご支援くださった皆さまからの声

支援者の方々から寄せられた、ご寄付にあたっての想いや応援メッセージをご紹介いたします。
ぜひ、スクロールしてご覧ください。

  • 毎日、たくさんの方への支援、ありがとうございます。こんな形でしかお手伝い出来ませんが、JARの活動、いつも応援しています。事務所内外で働かれるスタッフ始め、訪れる方達が健康に過ごされることを強くお祈りいたします。 (2024.08.25, Tさん)
  • 安心を求めて日本に来た方が、本当に安心して過ごしていただけますように願っています。 (2024.08.22, Nさん)
  • 難民の皆様が少しでも心穏やかに過ごせる日が来ますように。スタッフの皆様もご苦労さまです。毎日暑い日が続きます。皆様熱中症などくれぐれも気をつけてお過ごし下さい。 (2024.08.09, Tさん)
  • 愛する祖国に帰ることのできない方々がせめてこの日本で安心して暮らせるとよいのですが・・・冷たい制度運用の中で苦しむ方々の助けに少しでもなりますように (2024.08.02, Tさん)
  • 日本の難民政策は本当に酷いものです。色々な理由で日本に逃れてきた人たちが、安心して暮らせますように。 (2024.08.02, Oさん)
  • 日本が難民の方たちの人権を守る国になることを願います。 (2024.07.31, Iさん)
  • 私の小さな支援が少しでも難民の方々の助けになることを願っています。一日も早く新しい未来に向かって歩み出せるよう、心からお祈りしています。 (2024.07.15, Uさん)
  • 何処の国の人でも住みやすい日本であって欲しいです (2024.07.09, Tさん)
  • 少額ですが、少しでも難民の方々や貴会のお役に立てれば。日本が様々な事情で苦しんでいる世界の人々にとってより寛容な国になれますよう、活動に期待しています。 (2024.07.07, Kさん)
  • 毎月寄付をしておりますが、今回は更なる応援が必要と感じた次第です。この国は難民に対して非常に不合理な対応をしていると日頃から感じておりますが、改善の様子が全く見えません。政治の貧困と人権意識の低さを感じております。そういった状況で頑張っていらっしゃる難民支援協会をこれからもサポートし続ける所存です。 (2024.06.25, Hさん)
  • どんな時代になっても、互いに助け合う気持ちがなくならないことを願っています。 (2024.06.24, Kさん)
  • だれもが安心して、幸せに暮らせる社会でありますように。 (2024.06.21, Fさん)
  • 自分が生まれた国に不条理な理由により住めない事ほど説明のしようがない不幸はありません。ほんとに少額ですが寄付させていただきます。 (2024.06.21, Mさん)
  • テレビや新聞から流れる世界の痛ましい現実に対し、自分が何もできないことに心を痛めています。せめて、日本に逃れてきた方には安心して過ごしてほしいです。 (2024.06.21, Sさん)
  • 連帯します。わずかですがお役立てください。 (2024.06.21, Hさん)
  • 難民の皆さんが、「きょうはいい一日だったなぁ」と思える、そういう日が1日でも増えますように。 (2024.06.20, Oさん)
  • 難民申請者の状況はますます厳しくなりますが少しでもお役に立てますように。 (2024.06.19, Yさん)
  • 難民の方たちにとって(我々国民にとっても)この国が希望の場所になることを願っています。 (2024.06.19, Kさん)
  • 苦しい状況を逃れて日本に来た方々の安心、安全に少しでも役立てれば嬉しいです。難民の方への日本政府、入管のやり方には怒りを覚えます。もっと世界中から人が自由に行き来できるようにしたい、それが文化的に豊かになることだから、と思っています。 (2024.06.18, Kさん)
  • 難民の方々のお幸せを心より願っております (2024.06.16, Oさん)
  • NHKの特集番組で難民の方々が置かれている現実を見ました。小さな支援しかできませんが、応援している人が少なからずいることに少し希望を持って日々を生きていただければありがたいです。 (2024.06.16, Sさん)
  • 大変な思いで不慣れな日本でお過ごしのことと思います。少ししかお手伝いできませんが、皆様のお役に立てればと思います。 (2024.06.16, Tさん)
  • 改正入管法を憂いています。困難な状況にある難民の方々の支援になることを願っています。 (2024.06.16, Tさん)
  • 今回法律が変わり、さらに皆さんが苦しい立場に立たされてしまうのではないかと心を痛めています。わずかばかりで恐縮ですが少しでもお役に立てればと思います。 (2024.06.15, Tさん)
  • 入管法改正に憤りを感じております。微力ながら難民の皆様、協会スタッフの皆様のお力になれれば幸いです。今後も貴協会の活動を応援いたします。 (2024.06.15, Tさん)
  • 少ない金額ですが難民支援に役立て下さい。 (2024.06.15, Iさん)
  • 私の小さな支援が少しでも難民の方々の助けになることを願っています。一日も早く新しい未来に向かって歩み出せるよう、心からお祈りしています。 (2024.07.15, Uさん)
  • 国の垣根を超えて早く地球が1つのあたたかい家族になればいいと思います (2024.06.20, Sさん)
  • 日本で、難民の方々が、少しでも人間らしく尊厳を持って対応してもらえるよう希望します。 (2024.06.15, Mさん)
  • 難民の方をささえる一助となれば幸いです。 (2024.06.15, Oさん)

なぜ、言葉も通じない日本を選ぶの?

逃げる先を探すなかで、最初に日本のビザが下りたからという理由が多いです。言葉の面などで不安があっても、他の国のビザを待つ余裕がなく、日本行きを決心します。

写真:石川 えり

石川 えり

認定NPO法人 難民支援協会 代表理事

民間からできる支援を、あなたも一緒に

高校3年生の頃にテレビで見た、ルワンダ内戦。民族の違いで隣人同士が殺し合い、そして逃げまどう人々が訪れた難民キャンプ。「私にできることは?」と国際協力の道を志しました。
あれから30年以上が経ちますが、今も世界各地で平和や安全が踏みにじられ、逃れた人々は日本に助けを求めています。日本にいる私たちだからできる支援に、地道に取り組んでいきたい。
「難民を受け入れる社会」を、一緒につくっていきましょう。

※ 当会では、遺贈や相続財産からのご寄付も受け付けております。
詳しくはこちらをご覧ください。