2008年12月22日
難民支援協会は去る12月16日に閣議で決定された難民の第三国からの受け入れ(以下、「第三国定住」とする)を歓迎し、以下の通りコメントします。
1:世界中で保護を必要としている難民、とりわけ長期間にわたって十分な保護が得られない難民の解決策として、第三国定住は大変有効であると考えます。よって、パイロット終了後も恒常的により多くの多様な難民が日本に受け入れられるよう期待します。
2:第三国定住により、難民の保護に対する関心が一層高まり、現在日本へ保護を求めて自力でたどり着いた難民に対しても保護の環境がより整えられることを期待します。とりわけ、第三国定住の難民と自力で日本へたどり着いた難民の間で、受けられるサービスにおいて違いが出ないよう期待します。
3:第三国定住として来日する難民、及び日本へ自力でたどり着き保護を求めた難民の両方が、日本で安心して、自立して暮らしていけるよう、関係者との連携を促進し、市民団体としてできることを実施していきたいと考えています。
第三国定住に関する政府の発表はこちら
外務省:副大臣会見記録
内閣官房:第三国定住による難民の受入れに関するパイロットケースの実施について
内閣官房:第三国定住による難民の受入れに関するパイロットケース実施の具体的措置について