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JAR推薦・解説:翻訳絵本「なんみんってよばないで」出版

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ある日突然、自分の町を出ていかなければならなくなったら、あなたはどうしますか?
『なんみんってよばないで』(合同出版)は、安全に暮らせなくなった故郷を去り、国外へ難民として逃げる親子の物語。2016年にイギリスで刊行され、権威あるV&A博物館のイラストレーション賞をはじめ数々の賞を受賞した絵本が、2019年9月ついに日本で出版されました。
難民支援協会(JAR)は巻末に解説を書かせて頂きました。
見知らぬ人々が暮らす土地で、聞いたことのない言葉をつかって、見たこともないものがあふれる場所で生きようとする母と息子。
遠く逃れた先でも息子に失ってほしくなかったものは一体何だったのでしょう?
どうやって逃げるの。どんな旅になるの。ぜひ主人公の男の子と一緒に考えてみませんか?JARが推薦する、難民問題を考える最初の1冊になっています。多様性を学んだり、異文化理解をはぐくんだりする絵本としてもおすすめです。
Amazonでもご購入いただけます。
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ストーリー

安全に暮らせなくなった故郷を去り、難民として逃れることになった親子が行く先々で経験する様々な出来事を、母親が子どもに語り聞かせる物語。慣れ親しんだ生活に別れを告げ、2人の避難生活が始まります。見知らぬ人々が暮らす土地で、聞いたことのない言葉を話し、見たことがないものがあふれる中で生きぬこうとする親子。遠く離れた先でも母親が幼い息子に失ってほしくなかったものとは一体何だったのでしょうか。
現在、世界には7000万人を超える難民がおり、その半数は子どもです。本作は物語を通じて難民を知り、難民への共感を育むことができる作品です。本文の「きみならどうするかな?」の問いかけは子どもたちの追体験を可能にし、難民を取り巻く環境をともに考えるきっかけの1冊になると思います。ぜひ、ご一読いただき、多くの方にご紹介いただけると幸いです。
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