ニュースリリース

学生と取り組む難民支援 Meal for Refugees(M4R)、今秋も開催

報道関係者各位

2014年10月14日
認定NPO法人 難民支援協会

学生と取り組む難民支援
Meal for Refugees(M4R)、今秋も開催

-難民映画祭と合わせて実施-

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日本に逃れてきた難民の家庭料理を学食メニューとして導入し、食べることを通じて難民を知り、1食20円を寄付とし難民を支えるプロジェクト”Meal for Refugees(M4R)”、今秋も開催します。M4Rは、JARと学生による共同プロジェクトで、JARが昨年出版したレシピ本「海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders」から生まれました。2年目の今秋、6大学の学生が取り組んでいます。一部の大学では、UNHCRが開催する難民映画祭に合わせて、展開しています。

M4Rは、大学とNPOが連携し、学生が社会的課題について実践を通じて学び解決に向けて何ができるのかを考える場を作るという点で、注目を浴びています。大学での導入は、学生が主体となりキャンパスにある食堂や学校の関係部署と連携し、企画実現に向け取り組んでいます。多くの学生にとってM4Rプロジェクトへの参加が、身近な日本の難民への関心を深めるきっかけとなっています。

<大学生の声>
M4r_student_web.jpg「身近な『食』という部分から、日本で暮らす難民について考えるきっかけにしてほしい。継続することに意味があるので、今回限りの活動ではなく、息の長い活動にしていきたい」

明治大学M4R代表/小川晋平さん

M4r_student2_web.jpg「レシピ本との出会いがM4Rにつながりました。気軽に身近に関心を持ってもらえることがM4Rの魅力です」

北海道教育大学函館校M4R代表/三浦由貴子さん

今秋は、明治大学・和泉キャンパス(10/13〜17)、早稲田大学(12/1〜12)、北海道教育大学函館校(11月下旬)で実施します(他3大学では調整中)。昨年の難民申請者数が3,260名と過去最多となる中、日本における難民は十分に認知されていませんが、M4Rを通じて学生への認知が広がっています。
■本件に関するお問い合わせ
認定NPO法人難民支援協会 広報部 田中
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-10 第三鹿倉ビル6階
Tel:03-5379-6001|Fax:03-5379-6002|info@refugee.or.jp

難民支援協会(JAR)とは  www.refugee.or.jp
1999年設立。日本に逃れてきた難民が、自立した生活を安心して送れるよう支援している認定NPO法人。難民申請の手続きや、日本での医食住、教育、就労などに関する支援を行うと同時に、難民受け入れに関する政策提言や、イベント「Refugee Talk」(月1回)、「難民アシスタント養成講座」(年2回)などの開催を通じた認知啓発も実施。年間の支援対象者の国籍数は約50か国、来訪/外部相談件数は2,500件以上(2012年度実績)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の事業実施契約パートナーとして活動。