イベント

【イベント終了】難民アシスタント養成講座(43期)

開催日
2022年11月5日(土)、11/12(土)全2日間 9:30~17:30(予定)

難民アシスタント養成講座の開催を決定しました!
日本全国、海外からでもご参加いただけますので、この機会にぜひご参加ください。

日程:11/5(土)・11/12(土)、全2日間
時間:9:30-17:30(予定)
*1日目終了後に参加者同士のオンライン懇親会を実施します!(任意参加)
受講料:一般12,000円、学生6,000円
開催方法:オンライン配信   ※一部講義を除き、一定期間アーカイブ視聴可能。

「難民」について一緒に考えてみませんか?

ロシアによる侵攻から逃れたウクライナの人々をはじめ、今世界には1億人をこえる人々が、紛争や迫害などにより故郷を追われています。

そして、ここ日本にも、ウクライナだけでなく多くの国から、難民の人々が逃れてきています。しかし、日本の難民認定基準は非常に厳しく、2021年に日本で政府が「難民」と認定し、在留を許可したのはわずか74人でした。 難民を取り巻く厳しい状況は、難民認定の少なさだけではありません。十分な公的支援もなく、困窮する難民の方々が多くいます。

今、難民保護という観点からの制度の課題に加え、難民が社会の一員として暮らしていけるような受け入れのあり方や地域づくりなど、市民一人ひとりが考え、担うべき役割は大きくなっています。

難民アシスタント養成講座は、日本における難民の置かれた状況や支援の方法、取り組みについて学べる講座です。受講生同士での意見交換の機会もあり、2日間を通じて、難民受け入れに前向きな社会のためにどのようなことができるか、ともに考えたいと思います。

講座で得られること

日本における難民の置かれた状況を学び、難民受入れに前向きな社会づくりの取り組みを知る。

1. 日本の難民の現状と実践についての理解
2. 民間での支援活動を通して、難民受け入れの取り組みを知る
3. 難民問題に関心を持つ受講生同士のつながりができる

おすすめポイント!

  • 現場の第一線で活躍している講師陣から、具体的な実務の内容が聞ける。
  • 様々な切り口から、難民問題を考えることができる。
  • 難民自身から直接話が聞ける。
  • 難民支援に必要な基礎知識を習得できる。
  • 難民支援に関心のある仲間に出会い、情報交換ができる。

参加申込

こちらからお申込みください。

多様な講師陣

難民支援の第一線で活動する弁護士や難民支援協会(JAR)スタッフなどから難民に関する制度や状況について話を聞きます。
また、難民受け入れに前向きな社会づくりという観点から、国内外の難民支援の事例や取り組みについて学ぶ講義、難民自身による体験談を聞く時間もあります。

プログラム

  • イントロダクション 吉山昌/JAR 広報部
    学生時代にアムネスティ・インターナショナル日本支部(大阪事務所)に勤務。そこで当時の職員等とともに難民支援協会設立に参画。その後、会社勤務の傍ら難民支援協会の理事職を続け、2011年6月より常勤職員。事務局次長、事務局長を歴任。現在は広報部にて、資金調達等を中心に業務を担っている。
  • 支援者の視点から見た難民認定制度の基本 関聡介氏/弁護士
    弁護士(東京弁護士会)。1993年弁護士登録、94年頃から継続的に難民・外国人事件にも取り組む。難民支援協会理事、NPO法人国際社会市民中心(CINGA)副代表、多文化社会専門職機構(TaSSK)監事なども務めている。近著に「日本の難民認定制度をめぐる近時の動向と課題」(別冊環24号所収、2019年)などがある。
  • 日本の難民保護の実情と課題:法的支援の現場から 駒井知会氏/弁護士
    東京大学(学士,修士号取得),オックスフォード大学(修士号取得),LSE(修士号取得)などで国際難民法・国際人権法等を学び、難民支援をしたくて弁護士になる(東京弁護士会所属,マイルストーン総合法律事務所)。
  • 難民の生活上の課題と、生活支援の実践 新島彩子/JAR 支援事業部 マネージャー
    大学卒業後、民間企業に就職。2001年にアフガニスタン出身の難民申請者が一斉に収容された件をきっかけに約5年間、JARの生活支援スタッフとして勤務。その後、民間企業に勤務しながら、理事として活動に携わり、2016年12月より現職。
  • 難民保護の改善に向けた政策や社会へのアプローチ 石川えり/JAR 代表理事
    1994年のルワンダにおける内戦を機に難民問題への関心を深め、大学在学中、JAR立ち上げに参加。大学卒業後、企業勤務を経て2001年より難民支援協会(JAR)に入職。2008年1月より事務局長となり2度の産休をはさみながら活動。2014年12月に代表理事就任。
  • 難民の話 ビルマ出身の難民の方
    ※プロフィールの公開は当日まで差し控えさせていただきます。どうぞお楽しみに!
  • 日本における移民・難民受け入れの歴史と政策 渡戸一郎氏/研究者
    明星大学名誉教授。東京ボランティア・市民活動センター運営委員長。多文化共生教育ネットワーク東京(TEAM-Net)共同代表。移民政策学会元会長。都市社会学をベースに、日本社会における多文化共生のあり方について各地の自治体や市民活動に関わりながら研究や政策提言を行う。
  • 共生に向けた難民の就労 可部州彦/定住支援部マネージャー
    明治学院大学教養教育センター付属研究所研究員、内閣官房 第三国定住による難民の受入れ事業の対象拡大等に係る検討会 有識者委員、JICAシリア平和への架け橋・人材育成プログラム副統括。JARに入職後、難民の就労支援を専門とする。現在、JARの定住支援部マネージャーを務める。
  • 移住者コミュニティと難民支援:地域での実践 近藤花雪氏/社会福祉法人日本国際社会事業団 プロジェクトコーディネーター
    大学、大学院在学中のドイツ滞在を通して、移民や難民の社会統合に関心を持つ。ドイツの民間支援団体での研修を経て、2016年9月ISSJ入職。現在は、主に、難民・難民申請者を含む移住者家族(母子)の定住支援、および、移住者コミュニティ支援を担当している。

どなたでもご参加いただけます

毎回、学生、社会人、主婦(夫)、退職者など、幅広い年齢層の方々にご参加いただいています。職種も、会社員、医療・福祉従事者、法律関係者、NPO/NGO関係者など、多岐に渡ります。 参加の動機も様々ですが、参加者の方にとっては、同じように難民に関心のある方とも知り合える良い機会です。オンラインでの交流会やディスカッションの機会も予定しています。

\ノンフィクション作家・高野秀行さんから講座の推薦文をいただきました!/

~驚くほど完成度の高い講座~

昨年、一支援者としてこの講座を受講したのですが、完成度の高さに驚きました。この手のオンライン講座はときとして眠くなることもあるけれども、この講座にかぎっては二日間、朝から夕方まで、ほとんどかぶりつきで見入ってしまいました。

難民問題という複雑怪奇な巨大山脈を、専門家の方々がありとあらゆる角度から切り分け、本当にわかりやすく、かゆいところに手がとどくように説明してくれます。

もちろん心痛む内容も多いですが、全体的にはなぜか元気が出ます。それは講座が超面白いから。ひいては難民問題が絶望的な壁ではなく、少しずつでも克服できる課題だと思えてくるからです。

1人でも多くの方に、この稀に見るほど完成度の高い講座を体験していただきたいと思います。

受講生の声

学生時代に国際関係学を学び、ボランティアなどにも参加していたものの、社会人になってからはなかなか社会問題に触れる機会がほとんどありませんでした。育休のタイミングで自分の興味のあることに色々とチャレンジしてみようと考え、参加しました。初めは参加費が少し高いという印象をもったものの、作り込まれた資料や講師の方々の質の高い講義のおかげで大変有意義な時間を過ごすことができました。講座に参加したことで、今まで経験してきた仕事のスキルを活かし、難民の方々の就労支援をしたいと考えるようになり、新たな一歩を踏み出すきっかけをいただきました。 丸谷 麻奈美さん(会社員・2019年9月参加)

大学で難民問題について学んでいたことと、コロナ禍を機に日本のことを学び直したいという気持ちから、難民アシスタント養成講座への参加を決めました。講座に参加したことで、その後、難民に関するニュースや授業内容の理解が進んだと感じています。また、自分も日本で生活する難民の力になりたいと思い、難民の子どもたちへの学習支援ボランティアや、難民支援協会でのインターン業務に携わりました。受講をきっかけに、新たな一歩を踏み出すことができました! 老松 京香さん(学生・2020年10月参加)

大学では、海外における難民問題について勉強していたため、日本での難民にまつわる状況について理解したいと思い、難民アシスタント養成講座へ参加をしました。
講座では、普段ではなかなかお話しを聞く機会がない、実際に難民支援に携わる職員の方や弁護士の方の話を通じて、日本に滞在する難民の生活や困難についても、より深く知ることができ、非常に貴重な経験となりました。学生団体での活動や大学内で難民問題啓発イベントの開催を行っており、講座に参加したことが、今でも難民問題について学び、発信するモチベーションになっています。 森田 陽湖さん(学生・2021年10月参加)

概要

日時11/5(土)、11/12(土)全2日間 9:30~17:30(予定)
定員250名
参加費一般12,000円、学生6,000円
締切2022年10月10日(月)
10月30日(日)
※申込締め切りを延長しました! (なお、10月11日以降にお申込みされた方には、テキストは郵送せず、電子データでのご提供となります。どうかご了承ください。)
※定員になり次第、締め切り。
主催認定NPO法人難民支援協会(JAR)
後援明治大学
注意事項*お申込み後のキャンセルによるご返金はできませんのでご了承ください。一部の講義を除き、講義は収録しますので、後日一定期間ご覧いただけます。
*講座は、インターネット・コミュニケーションシステム「zoom」を使用して開催されますので、ウェブカメラ、マイク付属/内蔵のパソコン、タブレットなどの閲覧機器が必要となります。(スマートフォンでも参加可能ですが、資料等参照しますので、見づらい可能性がございます。)
*受講者のパソコン、スマホ、タブレットPCなどの端末やインターネット環境などの事情により、受講者が当Webセミナーを視聴できない場合、弊会では一切の責任を負いかねます。
*お申込者以外の第三者の方へのリンクやパスワードの情報提供は、ご遠慮願います。
*テキストを郵送にて送付いたします。但し、海外在住の方へのご郵送は行っておりませんのでご了承ください。PDFを共有させていただきます。
お問合せashiyou@refugee.or.jpまでお問い合わせください。
担当:藤代
お申し込みお申込みはこちら